こんにちは、えだです。
日本一周旅110日目。
稚内にある有名なライダーハウスみどり湯に宿泊しました。
旅のハイライト
走行ルート
- 羽幌町→天塩町
国道232号 - 天塩町→稚内市
国道106号
主な観光地(立ち寄り場所)
- 道の駅 ロマン街道しょさんべつ
- 道の駅 えんべつ富士見
- 道の駅 てしお
- オトンルイ風力発電所
- こうほねの家
- 夕日が丘パーキング
- ライダーハウスみどり湯
オロロンラインを駆け抜けろ!
留萌市から稚内に向かう日本海側の道をオロロンラインと呼ぶ。
北海道を旅するなら必ず通る道といっても過言ではない。
広大な海、左前方に利尻富士を眺めながら200キロ近い道のりだ。
この秋一番の寒さと言われた朝を野宿で乗り切り、
『道の駅 ほっとはぼろ』から稚内市まで140キロ走破を目指す。
セイコーマートで軽く朝ごはんを食べてから、、
まずは、『道の駅ロマン街道しょさんべつ』でトイレ休憩を挟む。
道の駅にキャンプ場が併設されており、日帰り温泉もあるようだった。
アップダウンが多かったオロロンラインも遠別町までくると平坦になる。
朝10時に『道の駅えんべつ富士見』に到着した。
朝から3時間ほど漕いできたので、一旦休憩とする。
カロリーメイトやチーズといった非常食と、エナジードリンク、トマトの組み合わせ。
食べ合わせなんて気にしない。エネルギーになりそうなものを摂取して進む。
再び北上して、午前のうちに『道の駅 てしお』に到着した。
5時間走ってようやく今日の折り返し地点だ。
道の駅でお土産を探していると買いたいものがたくさんあった。
ポストカード、ステッカー、ソフトクリーム、、、悩むと何も買わないのが私なんです。
天塩から稚内までは、60キロの無補給地帯となる。
コンビニすらないとのことだ。
最後のセイコーマートでカツカレー大盛りランチ!
補給用に黒糖ロールとプロテインを購入して後半戦に挑みます。
コンビニもないくらい田舎道だからこその良さもある。
どんどん大きくなっている利尻富士や、広大な海。
本州とは違う植生に野生の鹿も。
信号がないからストレスなく自転車を漕ぎ続けられる。
この日ほど自分と向き合う時間が取れたライドはあっただろうか。
『オトンルイ風力発電所』や、
『北緯45度モニュメント』を横目に進んでいく。
コンビニはないけど、『こうほねの家』という休憩施設がある。
無料の休憩施設を維持してくれていることにも感謝しかない。
稚内の市街地に入る直前の坂を登ったところにある『夕日が丘パーキング』からオロロンラインを振り返ると、海岸線に道が延々と続いていた。
風やアップダウン、長い道のりに苦労したが、終わってみると名残惜しい。
また走りたい道だ。
オロロンラインでは、たくさんのチャリダー、ライダーとすれちがった。
みんなと交わしたヤエイが最高にテンションを上げてくれた。
みんなで松山千春を熱唱しよう!
17時ごろ、稚内にある『ライダーハウスみどり湯』にチェックインした。
1泊1,500円、お風呂に入っても+450円とリーズナブルだ。
受付で「21時に集合だから」と謎の伝言をもらう。
まあ、噂には聞いていましたけども(笑)
2階にあるベッドから空いている場所を選び、荷物を置いたら早速銭湯に向かう。
浴槽のお湯が”みどり”だからみどり湯なんだって発見もある。よもぎが関係しているらしい。
隣接しているレストランのメニューはどれも安い。
450円の温玉豚丼は、味もボリュームも文句なしだった。
なにより、140キロ走った後のビールは最高に美味かった。
21時になると1階の広間に宿泊者全員が集合した。
チェックインしてるメンバーはお母さんが全員把握している。
人数が足りないなら電話したり、探したりするほどだった。
まずは、お母さんのお話から。
4月29日から休みなく営業を続けているらしい。9月末の営業終了まで残りわずかだ。
ライダーハウスは冬季の営業はやっていないらしい。
それから、宿泊者の自己紹介が始まる。
部屋が暗くなり、ミラーボールのライトで雰囲気作りまでされている。
自己紹介は何度やっても慣れないもんで緊張した。
この日はライダーばっかりで、乗っているバイクの型式とか言ってたけど全くわからんでした。
そして、最後にみんなで松山千春の『大空と大地の中で』を熱唱。
聞いたことある曲だったから歌詞見ながらなんとか歌えた!
宿泊者17人で集合写真をとって、アルバムの1ページに飾ってもらう。
今までの写真も全部保管してあるから、リピーターさんは昔の写真を見て楽しんでいる。
これら全てが、”思い出になる旅にしてほしい”というお母さんの素敵な計らいだった。
おわりに 〜日本縦断を終えて〜
少し気が早いかもしれないが、宗谷岬で日本縦断を達成する。
日本一周の折り返し地点を間近に控え、オロロンラインを走りながら今までの旅を振り返っていた。
やはり、一番に浮かんだのは旅で出会った人、応援してくれた人への感謝だった。
1人ではここまで来ることはできなかった。
信じられないくらいたくさんの人に応援してもらったなと改めて思った。
そして、残りの日本一周を続けることの意味も考えた。
日本一周に慣れてきて、時間があればいつかはゴールできるとわかっていた。
残りの半周は義務感なんじゃないか?
やることに意味はあるのか?
もっと大きな挑戦に踏み出したほうがいいんじゃないか?
それでも、「残りの半周をやったからこそ感じることがあるかもしれない」と結論づけた。
あと半分、走ってみようじゃないか。
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