【自転車日本一周旅の記録】132日目 むつ市→野辺地町 日本三大霊場のひとつ『恐山』へ

こんにちは、えだです。

日本一周旅132日目。
日本三大霊場の一つである『恐山』に行ってきました。

モリヤス氏のブログもぜひチェックお願いします!
77日目:2日連続ねづっちです!【青森県むつ市〜青森県野辺地町】

旅のハイライト

走行ルート

  • 下北駅⇄恐山
    バス、ヒッチハイク
  • むつ市→野辺地町
    国道279号

主な観光地(立ち寄り場所)

  • 恐山
  • 駅前食堂
  • 道の駅よこはま
  • タカラの湯

野宿におけるエアマットの大切さ

予報が外れの雨が降る朝です。
むつ市の公園に張ったテントの中で目覚めました。

天気予報によると、今季1番の冷え込みなんだとか。。。

エアマットの空気が抜けて地面の冷気が背中にダイレクトに伝わって寒い。
早くエアマットを修理せねば、、、

下北駅からバスで恐山に向かう

ローソンで軽く軽食を食べてから『下北駅』にやってきた。
ここからバスに乗って『恐山』を目指す。

恐山までの山道が嫌だったのでバスを選んだ。
片道810円と決して安くない出費である。

恐山行きのバスは、車内アナウンスで恐山のことを紹介してくれる。
狙ったわけではないが恐山を知ることができてラッキーだった。
(いや、ほとんど寝ていたが、、、)

途中、『恐山冷水』にてバスが停まった。
1杯飲めば10年長生き3杯飲めば死ぬまで若返ると言われている。

最初は控えめだった乗客も、最初の1人が水を飲みにいくと一斉に立ち上がる。

私も控えめにひと口だけいただいた。
モリヤス氏はとなりでぐっすり寝ていたんだけど、親切に起こしてあげました。

細い山道を登った先に『三途の川』が見えてきました。
いよいよ、バスは終着駅の『恐山』に到着です。

恐山って何??観光地なの??

私が恐山に行こうと思った理由は、オススメしてくれる人が多かったからだ。
日本一周チャリダーのとーいやまつさん。他の人からも話を聞く機会があった。

恐山は日本三代霊場の一つだが、
噂によると日本三大霊場の他の二つとは比べ物にならないらしい。

そんなにオススメされたもんだから、日本海側を南下するのに、
わざわざ遠回りの函館-大間フェリーを使って寄り道したわけだ。
(日本海に進むなら函館-青森の船の方が断然近い!)
だから、せめて恐山までの道のりでバスを使うことを許してほしい。(笑)

恐山に着くと、最初に菩提寺の大きな門がどどんっと出迎えてくれた。

門をくぐると、地獄を思わせるゴツゴツした岩場があったり、

極楽浜と呼ばれる砂浜があったりする。

実際は、宇曽利湖という湖なんだけど砂浜があってたしかに海みたいだ。
この場所で亡くなった人の名前を大きな声で呼ぶ方もいらっしゃった。

紅葉シーズンの恐山は景色が素晴らしい。
霊場という場所だということを忘れ、ついつい観光気分になってしまっていた。

だけど、あたりをよく観察してみると、名前が刻まれた石が置かれていたり
手拭い、草履、風車など極楽浄土の方への御供物も多数見受けられたりと霊場であることを痛感させられる。

「安易に観光して楽しむ場所ではない」という気持ちにさせられた。

私に霊感はないんだけど、この場所で何かを感じる人もいるらしい。

恐山全体に漂う独特の雰囲気。
私はどんな気持ちでここに立っていればいいんだろうか。

恐山には『薬師の湯』と呼ばれる温泉がある。
小さな小屋の中にある、小さな温泉だ。

硫黄の匂いが強くて狭いからちょっと嫌だったけど、
せっかくなので入ってみる。

先に入っていたおじいちゃんグループが
「あつい、あつい」と言いながら湯船に浸かるところに私も参戦する。

こっちが熱いだの、一気にいけだのとアドバイスをもらいながら肩まで浸かることができた。
めちゃくちゃ熱いけど入ってしまえば気持ちのいいお湯だった。

いや、お湯が気持ちよかったのもあるけど、
恐山の独特の雰囲気を寄せ付けない、わいわいと賑やかな空間が気持ちよかったのかもしれない。

とても気持ち良いお湯だったので、休憩所で休んでいたモリヤス氏にもオススメする。
渋るモリヤス氏の背中を押しまくって、薬師の湯に叩き込みました。(笑)
「ぜったい記念になるから」って!(笑)

ヒッチハイクで下北駅まで

恐山からの帰路はヒッチハイクを試みる
バスの本数が少なくて時間があるのと、バス代を節約するためだ。

働かず遊んでばかりいるくせにお金を節約するために人に助けてもらうのは図々しい。
こんなふうに考えてしまうからヒッチハイクは嫌いだ。(だが、やる)

恐山からの下山ルートは限られているし、駐車場の出口は一つしかない。
「席が空いてたら乗せてくれるだろう」くらいに思ってヒッチハイクを始める。

今回はモリヤス氏と2人だから、威圧感があったかもしれない。
スケッチブックがないから行き先を提示することもできず、手を振ったりして車を停めようとしてみたが、ファミリーやカップルの乗る車が何台も目の前を通り過ぎていった。

見ぬふりをする方もいれば、
「ごめんね〜」という優しい顔をしてくれる人もいた。
後者は乗せてもらえなくても嬉しい気持ちになるから好きだ。

次バスの出発時間まで残り10分ほど。
「ヒッチハイクできなかったらバスに乗ろう」と2人で話をしていると、サラリーマンのおっちゃんが拾ってくれました!

仕事の合間に恐山を観光していたそうだ。
そして、仕事の合間にヒッチハイクを拾うんだから変わったおっちゃんだぜ。

おっちゃんの運転する車はとんでもないスピードで恐山を下っていく。
バスよりもずっと早い時間に下北駅に到着です。ありがとうございました!

国道279号で野辺地まで

下北駅前の『駅前食堂』でランチにした。
中華そば、塩、大盛り(890円)を注文しました。

少し細めの縮れ麺。小麦粉を使ったプルプルの麺でした。
煮干しの出汁が効いたスープは、ちょっと煮干しの主張が強すぎるかも、、、

下北駅から国道279号で野辺地方面に進む。
観光は終わっているので、残りはひたすら進むだけだ。

ふと振り返ると、後ろを走っていたモリヤス氏の姿が見えなくなっていた。
陸奥湾を一望できる『621野営場』でモリヤス氏を待つ。

この621野営場は、1人500円でキャンプできるソロキャンプ場だ。
陸奥湾の絶景を見ながら野営できるのはいいが、風が強いから注意が必要だ。

モリヤス氏と合流して、近くの『道の駅 よこはま』で休憩することになった。
あったかい建物の中で少しだけ休憩です。

野辺地で過ごす夜

日暮れ前に日帰り温泉『タカラの湯』に到着しました。
むつ市から野辺地までの60キロはアップダウンや向かい風でかなりきつい道のりでした。

『タカラの湯』は420円でサウナつき。
シャンプーはないけど、ドライヤーは使えました。

サウナ室も綺麗だったから、サウナ3セットで体の芯からあったまります。
薬師の湯で体に染み付いた硫黄の匂いもようやくとることができました。

夜ご飯はマックスバリューで買い出し。
お弁当を電子レンジであっためて、ベンチでいただきます。

今日は、モリヤス氏と過ごすの最後の夜
缶ビールで乾杯しました。

おわりに 〜モリヤス氏と過ごした1週間〜

長万部で出会ってからおよそ7日間共に過ごしたモリヤス氏
これまでで一番長い付き合いになった。

ずっと一緒にいたわけではない。
付かず離れず、なんとなく一緒にいた感じだった。

モリヤス氏がどうだったかわからんけど、私はまったく気を遣ってなかった。
気を遣わなくてもいいのがいい。
なんかすまん。(笑)

モリヤス氏は、ブログにYouTubeに自分の仕事もあって忙しい。
マクドナルドやガストで一生懸命作業している姿が印象に残っている

モリヤス氏に影響を受けて私も普段以上にブログに時間を使えたんじゃないかな。

モリヤス氏は上り坂で平気で自転車を押す。
山頂まで登ってやろうっていう気迫が全く感じられない。

せっかく自転車で旅してるんだから体力つけようぞ!(笑)

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