【自転車日本一周旅の記録】83日目 仙台市→気仙沼市 旅のスタイルが変わるキッカケ

こんにちは、えだです。

日本一周旅83日目。
仙台から気仙沼まで100キロを超える大移動です。

私の旅のスタイルが変わるキッカケになる出会いがありました。

旅のハイライト

走行ルート

  • 仙台市→気仙沼市
    国道45号

主な観光地(立ち寄り場所)

  • サイクルベースあさひ
  • JR鹿妻駅
  • 道の駅上品の郷
  • 道の駅津山
  • 高野会館
  • みなさん館
  • co-ba 気仙沼
  • 内湾の麺食堂いちりん

100キロ移動に備えて朝早くからスタート

野宿した公園を7時に出発する。
今日は仙台から気仙沼まで100キロを超える大移動の日だ。

先日までの旅行で観光は終わっているので、ひたすら走るのみ。

定食のご飯増量が無料の松屋で朝ごはんを食べて、いざ行かん。

プチトラブル発生!荷物を縛るゴムが切れて停滞

国道45号に合流してすぐにトラブルが発生した。
歩道の段差で荷物が暴れた時に、後ろキャリアの荷物を縛るゴム紐が切れてしまった

なんとか固定できるが、これで100キロ移動するのは心許ない。
ちかくにサイクルベースあさひがあったのでゴム紐を交換してから進むことにした。

サイクルベースあさひが開店する朝10時まで、停滞を余儀無くされた。

国道45号で松島・石巻を越えていく

国道45号を進むと、日本三景の松島を通過する。

この辺りは観光したばかりなので記憶に新しい。
休日だから前来た時よりも人が多くて、日本一周の自転車はよく目立つ。

朝のタイムロスを挽回するため、ミニストップで軽食をとって進む。
ゆっくりランチする時間はない。

道沿いにかっこいいジェット機を発見
ブルーインパルスの練習機を飾っているようだ。
マッハ1.6で飛行可能らしい。音速を超えた世界を体験してみたい。

付近のJR鹿妻駅には謎のオブジェがあって、無人駅なのに存在感がある。

ここで、24時間テレビのチャリティー車に乗ってる方に声をかけていただいた。
毎年北海道を車で回っているらしい。
「北海道を海沿いに一周すると2,500キロあるから、大変だよ〜」って。
この時はまだ北海道の広さを甘くみていた。。。

石巻市でちょうど仙台から50キロになる。
気仙沼までは残り80キロだ。

道の駅リレーで気仙沼へ

国道45号のキロポストが60キロの地点にある『道の駅上品の郷』に立ち寄り。
無料の足湯で休憩させていただいた。

茶褐色でいかにも効能がありそうな温泉だ。

ここで購入したミニトマトが、旅の最中に食べたトマトで一番美味しかった

国道45号のキロポストが84キロあたりで南三陸町に入る。
気温は29℃と東北に入ってから少し涼しい。

道の駅津山』でもミニトマトを購入して進む。
夏はトマトが美味しいし、栄養補給も水分補給もできる。

国道45号沿いの震災遺構『高野会館』

国道45号の道沿いにボロボロのホテルを見つけた。
近づいてみると『高野会館』という震災遺構であった。

ホテル3階の高さまで津波で浸水して、屋上も30cmが浸水したらしい。
全員が屋上に避難して、備蓄していた水をペットボトルのキャップで配布。
327人全員が助かったようだ。

ホテルの3階の高さまで浸水するほどの津波、、、想像するのも難しい。

もともとJR陸前戸倉駅だった場所は、現在バス専用路線になっている。
JRの線路が津波で被害を受けたため撤去してバス路線にしたようだ。
線路は津波の影響がなかった内陸側に移設されたらしい。

もう一度『みなさん館』のカブトムシがみたい

国道45号の100キロポストで記念撮影
気仙沼までは残り33キロだ。

観光はしないと言いながら、先日見たカブトムシがもう一度見たくて『みなさん館』に立ち寄る。
ヘラクレスオオカブトは小学生が夢中になって観察していたので、今回はJapanのカブトムシを観察した。

網で仕切られた展示スペースにはたくさんのカブトムシが!
間違っても踏んでしまわないようにせないかん。

激うま、いちりんの黒酢酢豚定食

蝉の鳴き声って時間帯によって変わるんだけど、もうすっかり夕方の蝉の時間になった。

国道45号から県道26号に道を変えて気仙沼市街地を目指す
南三陸町以降はアップダウンが多くて大変だったけど、無事に目的地に到着しました。

co-ba KESENNUMAで出迎えてくれたのは、旅人ぼんちゃん。
大学のゼミの課題があるみたいで忙しそうでした。

私はお腹が空いていたので、ぼんちゃんオススメのお店でディナーすることにしました。

内湾の麺食堂いちりん』で黒酢酢豚定食を注文。
酢豚2個で900円。ご飯の大盛りは無料です。

この酢豚、外がカリッ、中がほろほろやわらかくてうまい!
ぼんちゃんが自信満々でオススメしてきた理由も納得です。

店内でSLOW HOUSEのチラシを発見。
気仙沼にきた理由を少し理解した瞬間でした。

co-ba KESENNUMAで歓迎会!?

夜ご飯を食べ終わってco-ba KESENNUMAに戻る。
私の他にもお客さんが訪れるタイミングだったらしく歓迎会が開かれた。

参加したメンバーのほとんどがSLOW HOUSEというゲストハウスの立ち上げに携わっている。
20代の若いメンバーが熱狂的に取り組んでいる様子である。

歓迎会ではオーナーの恵一さんから、新しい価値観をたくさんインプットさせてもらった。
恵一さんはco-baつながりで呉高専でも講演会をしてくださったことがあるようだ。

書き殴りのようになってしまうけど、2つだけ紹介してみる。
結構激しいよ(笑)

外部からの要望に応える行動をしてみる

自分がやりたいことってのは、どうしても自分の考えの範囲で収まってしまうことが多い。
外部からの要望に沿って行動すれば、気づかなかった自分の力を発揮することができる
自分が思っている何倍もの力を出すことができる。
もう少し外の世界に耳を傾けて、判断を委ねてみるのもいいかもしれない。

私の旅って計画通りに進むことが多い。
前日までに翌日のルートや観光地を決めて、その通りに進む。
正直、想定外のことなんて起きない。パンクや多少の遅れなんも想定の範囲内だ。
だから、日本一周旅が始まってすぐに日本一周を達成できることに気がついた
毎日これを繰り返したらいいんだからね。

ただ、そんな旅を少しでも面白くする方法があるとすればこれかもしれないと思った。
自分で計画することをやめて、外部からの影響を受けて行動してみること。
思わぬ出会いや発見があるかもしれない。

お金がない状態を経験してみる

お金はコミュニケーションを短縮する手段だから、コミュニケーションをちゃんと取ればお金がなくても生活できる

恵一さんは、これを検証するべく3,000円だけもって日本半周をスタートさせる。
そして、お金がなくても生きていけることを確信したらしい。

お金がなくても生きていけることがわかれば、失敗することを怖れなくなる
お金がなくても生きていけるんだから。

多くの人はお金を失う恐怖で行動を起こせない
これを克服するためにお金がない状態で生きてみるといい。

これは、難しい。。。
お金がなくなる恐怖は当然ある。
お金がない状態を経験するために全財産をなくすことも難しい。
お金があるのにお金がないふりをして旅するのも難しい。すぐお金に頼ってしまうと思う。

おわりに 〜ここから気仙沼に滞在するよ〜

失業認定日が近くて、福岡に帰省しなくちゃいけない。
仙台空港ならゆっくりしすぎで、千歳空港なら急ぎすぎって日程でした。

そんなタイミングでのSLOW HOUSEとの出会い。
立ち上げ中のゲストハウスのお手伝いをできるのは貴重な経験になりそう

SLOW HOUSEの立ち上げに携わってるメンバーって若くて活気があって情熱もある。
「私なんかに手伝えることがあるなら手伝ってあげたい」と思ってしまう。

ここから少し自転車を漕ぐのを中断して、ゲストハウスの施工をお手伝いすることにしました。

旅とは少し違うテイストだけど、ブログも更新します。
お楽しみに。

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