【自転車日本一周旅の記録】84−87日目 気仙沼市 旅人集うSLOW HOUSEでお手伝い

こんにちは、えだです。

日本一周旅84〜87日目。

気仙沼に4日間滞在して、ゲストハウスSLOW HOUSEの施工のお手伝いをしていました。
ここで素敵な出会いがたくさんありました。

旅のハイライト

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走行ルート

  • 気仙沼市街(自転車移動なし)

主な観光地(立ち寄り場所)

  • 黄金山
  • 大谷海岸
  • SLOW HOUSE
  • co-ba@KESENNUMA

SLOW HOUSEの施工のお手伝い

気仙沼にあたらしくオープン予定の”SLOW HOUSE”というゲストハウスがある。
(2022年9月にオープンしている。)

私は気仙沼に滞在し、民家をゲストハウスにリノベーションするお手伝いをすることにした。

SLOW HOUSEは、”豊かさ”についてじっくり考える場所にしたいんだとか。
SLOWって”ゆっくり”って意味でよく使われるけど、ここでは”余白”っていう意味もあるらしい。

私が到着したときには、リノベーション作業は終盤を迎えていた。
これまでもたくさんの旅人がスロハを訪れて施工のお手伝いをしていたようだ。

天井の塗装、立板の蜜蝋塗り、窓冊子の掃除などの作業をお手伝いさせていただいた。
このとき服についたペンキは洗濯しても落ちることなく、旅の終わりまで私の服を彩ってくれていた。

仕事の合間にみんなで食べるお弁当が楽しくて、そして美味しい

スロハのお手伝いでバイト代をもらうわけではないけど、ご飯と宿泊場所は準備されていた。
「働くから泊めてください」とか、「お弁当出るから働いてほしい」ってやりとりがあったわけではない。自然とGiveとTakeが行われている感じ。いやらしくなくて、清々しい関係性だ。

直接バイト代ってのをもらわないので、楽しく気楽に取り組むこともできた。

co-ba@KESENNUMA 〜みんなが集まる場所〜

SLOW HOUSEと同じくらいたくさんの思い出ができた場所がco-baだ。
co-baはワーキングスペースになっていて、年間利用料を支払うといつでも利用することができる。

ちなみに、私の母校である呉高専にもco-baという場所がある。
co-ba@KESENNUMAのオーナーのケイイチさんは、呉高専で講演会をやってくれたことがあったらしい。ほんとどこで何が繋がるかわからないのが旅だ。。。

co-baほど変幻自在な場所が今まであっただろうか。
そう感じてしまうほど、co-baではたくさんのことができる。

施工が終わった後は、co-baでクラウドファンディングの運営に関わるミーティングが開催された。スロハの立ち上げは、民家のリノベーションだけが仕事ではない。
みんなでアイディアを出しながら、役割分担しながら進んでいく。
作業が夜遅くまで続くこともあった。

長時間労働は、社会人だとかなり嫌われる。
しかし、ここでは時間なんて気にせず(?)楽しそうに作業が進んでいる。

非効率でもいい、楽しく作業したい。(仕事なんだけど、あえて仕事って表現しないような空気)
学祭の準備に似てる気もする。
こんな働き方をしたい人も世の中にはたくさんいるかもしれないと思った。

co-baにはスクリーンとプロジェクター、大音量のスピーカーやアンプがある。
ある日の夜は、Youtube LIVEでハナレグミのライブをみんなで観た
室内の照明を暗くして、キャンドルを灯すと幻想的な空間ができあがる。
ハナレグミの曲を聴くのは初めてだったけど、しっかりハマってしまった。

co-baで夜ご飯を食べることもあった
スーパーで買ってきた惣菜を並べたり、誰かが手料理を振る舞ったりする。

麺屋テツのまぜそばは、お店に出せるレベルで美味かった。

また、とある日。
突然ライブが始まったウクレレ、ドラム、カホのセッションだ。

ここまできたらco-baはもうなんでもあり。
やりたいことはなんでもできちゃう。素敵な場所です

ウクレレは簡単に弾けるということで、ライブの後たむたむに弾き方を教えてもらった

3つのコードだけで弾ける『日曜日よりの使者』を練習する。
CとFとG7のコードの抑え方を教えてもらって、メロディーに合わせて指を動かす。
初めはコードの切り替わりで指がもたつくからメロディーが切れるけど、徐々にスムーズになる。

日曜日よりの使者がある程度弾けるようになったところで、スピッツのチェリーを練習する。
コードが2つ増えただけで難しさが跳ねあがる。

たむたむに教えてもらいながら必死に練習していると、いつの間にか時間が経っていた。
何かに熱中していつの間にか時間が経つという感覚はとても気持ちがいい。

裏の家と呼ばれる場所

気仙沼での滞在期間は、”裏の家”と呼ばれる場所に宿泊させていただいた。
ケイイチさんと一緒にゲストハウスを立ち上げる”いそうろうず”が宿泊している場所だ。

元々はケイイチさんのお子さんの遊び場にする予定だったらしい。

毎日のように新しい旅人が訪れてきた。

写真に写っているのは、車で日本一周しているしょーたろ。
次の日予定があって一泊だけの短い期間だったけど、一緒に夜ご飯食べて楽しい時間を過ごした。
出発する前に大量の差し入れを買ってきてくれるあたり優しい。

テントサウナで日本一周中のChill Dogさん

日本各地でテントサウナイベントしながら日本一周してる二人組のChill Dogさん。
サウナが好きすぎて会社員を辞めたらしい。

岩手県一関市の黄金山でテントサウナのイベントがあるということで参加させてもらった。

Chill Dogさんのテントサウナに加えて、湧水を溜めて作った水風呂、外気浴用のリクライニングチェア、BBQ、ウメポと設備が充実しまくってる。

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サウナドリンクってオロナミンCとポカリで作るオロポが有名だけど、Chill Dogさんのオススメは梅ポらしい。梅シロップとポカリで作る梅ポも最高だった。

大谷海岸で青春の1ページ

気仙沼から車で20分ほど走ったところにある『大谷海岸』にドライブに出かけた。
特に何をやるわけでもないんだけどね。

Goproビーチフラッグをやったり、青春っぽい写真を撮ったりした。
なにもしないのに海に行く。こんな贅沢な時間の使い方を今までしてきただろうか、、、

割烹世界の焼き魚

気仙沼って美味しいものが多い。
ある日、ぼんちゃんオススメの『割烹世界』にランチに行った。

焼き魚定食は、日替わりのリストから好きな魚を選ぶことができる。
私はホッケの焼き魚定食にした。
ぱる男さんが以前から気になっていたというだし巻き卵も注文した。

焼きたてほくほくの焼き魚、ふわふわのだし巻き卵どちらも抜群い美味い
ご飯のおかわりが自由なのも旅人には嬉しいサービスだ。

ぼんちゃんが常連さんだから、食後のコーヒーをサービスしてもらった。

人生で初めてのヒッチハイク 気仙沼→仙台へ

失業認定のため福岡に帰省しなければならない。
仙台空港からのフライトに間に合わせるため、気仙沼から仙台にバスで移動することにしていた。

帰省前、みんなにバスで仙台に向かうことを伝えると、「ヒッチハイクで仙台まで行ったらいいよ」と軽いノリで提案される。旅人あるあるかもしれないが、ほぼみんなヒッチハイク経験者だ。

私はヒッチハイクなんてやったことなかったけど、みんなの「絶対いける!」という自信に負けて、それと私自身のやってみたいという気持ちもあって、ヒッチハイクで仙台に向かうことにした。

その場にあった段ボールとマスキングテープでヒッチハイク用のボードを作成した。

三陸道の気仙沼ICに一番近いセブンイレブンまで送ってもらう。
みんなに見送ってもらった後、初めてヒッチハイクの看板を掲げてみた。

本当に停まってもらえるだろうか、変なやつだと思われないだろうか。
いろんな心配が駆け巡ったくらい、ほんの一瞬の時間で1台目の車が停まってくれた
(ビギナーズラックというやつだろうか。。。)

気仙沼から2台の車に乗せていただいて、無事に仙台駅に辿り着いた
しかも、バスよりも早い時間に到着することができた。

仙台駅前にある快活クラブに一泊して、翌日の飛行機で無事に福岡に帰省した。

おわりに 〜気仙沼での出会い〜

気仙沼での滞在中、たくさんの人と出会った

スロハのオーナーのケイイチさん。
日本一周を途中で辞めて、スロハのコミュニティーマネージャーをやってるぼんちゃん。
ニートだけど、全くニートっぽくないパル男さん。
週末だけ岩手県から施工の手伝いに来るげんき。
安定の生活を捨てて、気仙沼でスロハの広報活動をしているゆまさん。
転職のタイミングで日本各地を回ってるたむたむ。
東大を休学して、人を訪ねて日本をめぐるめいちゃん。
就職先をじゃんけんで決めたとーや。
車で日本一周してるしょーたろ。

サラリーマンやってたら絶対出会うことなかっただろうな。
日本にもおもしろいやつたくさんおる!こんな出会いこそが旅の醍醐味だ。

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