こんにちは、えだです。
私は、2022年3月末で5年間勤めた会社を退職いたしました。
退職を経験したことがある人ならわかると思いますが、退職する時って理由を話す機会がたくさんあります。
課長や部長をはじめ、会社の偉い方々がわざわざ時間を割いて1on1で面談してくれるんですよね。
(結局辞めることになりましたが、あの面談はとても良い機会でした!)
正直、面談してくださった全員の前で「同じ辞める理由」を語れた自信はありません。(笑)
辞めた時の気持ちが残っているうちに、『退職の理由』を残しておきたいと思います。
- 今時の若い子はなんで会社を辞めるんだろう?
- 20代で会社を辞める人はどんなことを考えているの?
20代の同じ境遇の方に共感してもらえるのも嬉しいですし、40代〜50代のマネジメントする立場の方にも参考になる記事かもしれません。
現在、会社を辞めて1ヶ月が経とうとしています。
自転車日本一周旅に向けて準備を進めながら、ブログの執筆や筋トレなどで平和な日常を過ごしています。
大前提として、仕事や人間関係に問題があったわけではない!
会社を辞める原因として、
- やりたい仕事ではない
- 残業が多い
- 職場の人間関係が悪い
このような理由が多いです。
ただ、私の場合はこれらが退職の理由ではありません!
仕事はめちゃめちゃ好きでした!
もともと会社に入社した理由が、『ユーザーに1番近いところで仕事して感謝されたい』という理由でした。実際、お客様から感謝の言葉をいただくことも多く、仕事にやりがいを感じていました!
少し残業が多いときもありましたけど、自分がやりたい仕事をやってて残業するのであれば本望でした!
人間関係が悪かったわけではないです!
人間関係が悪かったわけではありません。
逆に言えば、人間関係が抜群に良かったわけでもないですが、、、(笑)
上司や先輩は選べないことを考えると、運は良い方だと思います。
ただ、欲を言えば、若手が少なかったことが物足りない気がしていました。
後輩を指導する機会がなかったので、自分の成長する機会を逃していた気がします。
何か特別やりたいことがあって辞めたわけでもない
普通仕事を辞める時って”次なにをやるか”決めてから辞める人が多いです。
例えば、転職先を決めた上で辞める人が大多数かなと思います。
私の場合は、転職先が決まっていたわけではありません。
さらに言えば、「次何やりたいか」ってのも明確に決まっていませんでした。
正直、会社辞める寸前は不安と焦燥にかられていましたね。(笑)
高専を卒業して5年で会社を辞めた理由
そんな現状に満足している状況でなぜ会社を辞めることを決断したのか。
理由は大きく3つの要因に分かれています。
- 世の中の流れや風潮
- 会社に甘えてる自分に嫌気が差した
- 会社に対しての不満
世の中の流れや風潮
これは、若い人みんなが意識している部分だと思います。
これから会社を辞める人が増えるのであれば、やはり時代の流れも一つの要因ですね。
70歳まで働く時代が来る?
最近では、70歳まで働く時代が来ると言われています。
健康寿命の長期化や、老後の資金問題が理由です。
例えば、20歳から70歳まで働き続けると、同じ会社に50年勤めることになります。
100歳まで生きると仮定した場合、人生の半分を同じ会社で勤めることになりますよね。
たった一度しかない人生それじゃちょっともったいないと思いました。
退職金がなくなるかもしれない
会社を辞めない方が良い理由の一つとして”退職金”が挙げられます。
大企業で40年間働くと2000万円に近い退職金がもらえます。
一時期老後2000万円の問題もありましたが、それが退職金でもらえると思うと気が楽ですよね。
ただ、そんな退職金もやがてもらえなくなるという噂もあります。
(もしくはiDecoに移行していくなど、、、)
そうなると一つの会社に長く勤めるメリットがわからなくなってきます。
(むしろ、終身雇用がなくなる時代に合わせて退職金が変化しているのかもしれません。)
時代の変化がどんどん早くなってきている
最近はITの発展が目まぐるしく、時代の変化が早くなってきました。
先ほど退職金の話をしましたが、そもそも今の会社が50年後も存続しているかわからない状況です。
存続するかどうかわからない会社に頼って生きていくのではなく、「自分自身のスキルが磨き価値をあげていくこと」が大切だと考えます。
変化し続ける社会で活躍できる人材になれるように自分自身も変化していく必要がありますね。
会社に甘えてる自分に嫌気が差した
同じ会社に5年もにいると、考え方や行動に会社特有の癖がでてくる気がします。
会社に慣れてくるんですよね。
新入社員の頃に感じていた会社への違和感も徐々に無くなってきました。
(たとえば毎週一回全員で掃除するのって時間の無駄じゃないですか?って感じの違和感です。)
とはいえ、いつもの場所でいつもの業務をそれなりにやっていれば給料は支給されます。
コンフォートゾーンの中に収まり切った自分に居心地の良さを感じていました。
ただ、「このまま会社に甘えてばかりでは自分は成長できていない。」とも感じてました。
甘えまくってる現状を打破するために、コンフォートゾーンから一気に飛び出す決断をしたいと思いました。
会社に対しての不満
前述した通り、”仕事は好き”でしたが会社への不満はありました。
しかし、会社はどこも一緒とよく言います。
他の会社に転職しても全ての不満は消えないと思っていますので、以下の理由が退職を決定するにあたり重要だったわけではありません。
ちなみに、個人の力で会社を変えようなんてのは難しいと思っています。
年功序列
役職であったり、給与であったりは基本的に年功序列でした。
まあまだ大抵の企業はそうですよね。
「頑張り甲斐がない!」
社内の事務業務が多い
ある程度企業の規模が大きくなってくると、社内での事務作業も多くなります。
だから、事務作業をやっていない人(やらない人)もいました。
正確に測ったことはないですけど、売上に直接関係ない事務作業で1/3くらいの時間を使ってた感覚です。
「本業だけやっていたい!」
変化に対する柔軟性や即応性がない
コロナ禍になって企業テレワークの導入が一気に加速しました。
「出社率を3割以下に減らしましょう」という取組みの中、うちの会社の出社率は異常でした(笑)
テレワークを推進する動きが遅いんですよね。
「このスピード感じゃ時代の変化に置いていかれる、、、」
自分の成長につながる仕事をやれていない
「会社を辞めるか判断する一年にしよう」と決めた入社5年目。
『自分の業務は必要なスキルが身について、自身の成長につながっているか?』を常にチェックしてきました。
すると、仕事を引き継ぐ後輩がいないからか、気づけば業務内容は何年も変化していません。
うまくすれば自分の仕事くらい選別できたんでしょうけどね。。。
「まだまだ成長したい!」
おわりに
以上が私が会社を辞めた理由です。(多分これで全部です。)
別の記事でも書きましたが、高専生って中学校を卒業した時から割と進路が決まっているイメージがあります。16歳から特定の分野を専攻して、大抵の人は高専に応募してくれる企業の中から就職先を選びます。
だからこそ、就職率が高いというメリットもありますけどね。
ただ、中学3年生の段階で「自分のやりたいことに気づいているのか?」という疑問は残ります。
「ほんとにやりたいことがやれているのか?」とふと立ち止まったタイミングで方向転換してもいいんじゃないでしょうか?
今回は、私が会社を辞めた理由を書かせていただきましたが、「会社を辞めた方がいいよ!」ってわけでは決してありません!
個人の状況は様々です。私の例はあくまで参考程度にご覧いただければと思います。
この先私がどうなるか全くわかりませんが、今の時点では”無職を体験できたこと”や、”旅に出ることができる”ってだけで「辞めて良かった」と思っています。
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