今日は、習慣化のメリットとデメリットについて記事にする。
これから新しい習慣を始めようと考えている方には、参考にしてほしい記事だ。
この記事の中には、テレビを観ることが悪いことのような表現がされている。
それは、「私にとってはテレビを観ることが有益でない」というだけだ。
テレビを観ることが、あなたにとって幸福感をもたらしてくれたり、スキルアップに繋がるのであれば、それはやめるべきではない。
この記事を読んで欲しい人
- 新しく習慣を始めようとしている人
- 習慣化について知りたい人
習慣化のメリット·デメリットは1つだけ
それは、『続けること』。
習慣化とは、「続ける力」である。
これは、メリットにもデメリットにもなる。
- メリットは、『続けることができる』
- デメリットは、『続けてしまう』
続けることがメリットになる例
毎日続けることで、上達することができる
習慣化に取り組みたい人の多くが、これを求めていると思う。
例)
- 英会話
- 筋トレ
- ブログ
- ダイエット
これらは、1日頑張ったところで成果が出るものではない。
毎日コツコツと練習することで大きな成果を発揮してくれる。
私は、筋トレを1年間続けたことで、見違えるほど体が変化している。
さらに、筋トレは、人間性も大幅に向上させてくれる。
筋トレのメリットはここでは語りきれないので、別の記事で書きたい。
毎日続けることで、最高の状態の維持できる
例)
- 掃除
- ミニマリスト
- 整理整頓
例えば、掃除を毎日続けると、部屋が綺麗な状態を保つことができる。
ミニマリストを続けると、部屋がすっきりとして無駄のない状態を続けることができる。
続けることでデメリットになってしまう例
毎日続けることで、時間を浪費してしまう
例)
- 不必要にテレビを観る
- スマホでYoutubeを観る
- SNSで他人の投稿を必要以上にチェックする。
もちろん、テレビやYoutubeやSNSが悪いわけではない。
使い方によって、メリットがある場合も十分にある。
例えば、バラエティ番組を見て、思い切り笑うことでストレスが吹っ飛ぶこともある。
Youtubeの動画で、筋トレの勉強することもできる。
しかし、テレビやYoutubeは必要以上に時間を浪費していることが多い。
私は、30分だけテレビやYoutubeを観るということは、とても難しいことだと思う。
なぜなら、テレビやYoutubeには、長い時間観てもらうための工夫がされているからだ。
テレビでは、今後の見どころをあらかじめ流しておいたり、一番面白いシーンをなるべく番組の後半に持ってきていたりする。
Youtubeであれば、興味のありそうなコンテンツを自動再生や関連動画に永遠と表示し続ける。
私も、実家に帰省したときは、テレビを観ることがある。
バラエティ番組というのはなんて面白いんだろう。
気づいたら、2時間という時間がテレビを観るだけで経ってしまっている。
あらためて、テレビというのは、素晴らしいエンターテイメントだと感じるとともに、テレビを遠ざける仕組みも大切だと気づく瞬間である。
習慣化の仕組み
習慣化は、毎日の行動の積み重ねによって、脳の中に新しい神経回路を作っていくイメージだ。
そうすることで、毎日の生活に自然とその行動を取り入れるようになる。
「自然と行動する」というのは、少し表現が違う。
正確にいうと、「わずかな意思決定で行動する」ことができるということ。
「自然に行動すること」と「わずかな意思決定で行動すること」は少し違う。
たとえば、家に帰ったらテレビをつける習慣があるとしよう。
普段は、家に帰ったら自然とテレビをつけているだろう。
ただ、飲み会などでお酒を飲んだ場合はどうだろうか。
そのままベッドに倒れこんだりする場合も多いと思う。
習慣というのは、100%自然に行動できるわけではない。
「テレビをつけよう」という”意志の力”が少なからず必要になる。
習慣化に関係する脳の構造
習慣化に大切な、2つの脳を紹介する。
前頭葉と大脳だ。
前頭前野
前頭前野の特徴
- 行動する時に必要な「意志の力」をもっている
- 疲れやすい
- 大脳基底核の動きを制御する役割がある
大脳基底核
大脳基底核の特徴
- 習慣化に大切な「続ける力」を持っている。
- 真似をしたり・同じ行動を繰り返したりすることが好きである。
前頭前野と大脳基底核の関係
前頭前野(意志の力)は、疲れやすいためなるべく大脳基底核を使って行動を起こそうとする。
1日も後半になると、前頭前野の疲れから大脳基底核による行動が顕著になる。
大脳基底核による行動が顕著になると、「意志の力」を必要としない習慣行動をとるようになる。
習慣化と”意志の力”
習慣化を始めるときは、「意志の力」が必要である。
意志の力は、大脳基底核を制御して、自分のやるべき行動をとることができる。
しかし、我々が何かをするたびに「意志の力」を使っていると脳の効率が悪い。
だから、脳は学習して、その行動を大脳基底核に記録していく。
これが習慣化である。
大脳基底核に記録されていくうちに、だんだんと「意志の力」を必要としなくなるのである。
ただ、全く必要としないわけではない。
少ない「意志の力」で行動できるようになるというだけだ。
習慣化の罠
行動を1度習慣化すると、やめることが非常に難しくなる。
あなたは、テレビを観るのをやめたり、Youtubeを見たり、SNSをつい開いてしまうのをすぐにやめることができるだろうか?
正直、テレビを観るのをやめるのは簡単だと思う。
テレビを捨ててしまえばいいからだ。
しかし、YoutubeやSNSについては、すぐにやめることは難しい。
携帯を捨てることは、現実的ではないし、アプリを消してもすぐにインストールできるからだ。
新しい習慣を取り入れようと思っても、今ある習慣が邪魔をして挫折してしまうということは多い。
新しい習慣を始める時に大切なこと
新しい習慣を取り入れるためには、2つの方向からアプローチする必要がある。
- やめたい習慣のハードルをあげる
- 始めたい習慣のハードルを下げる
今ある悪い習慣に取り掛かるまでのハードルあげる。
例えば、テレビを観るという習慣をやめたいとしよう。
1番いいのは、テレビを捨ててしまうことだ。
しかし、たまにはスポーツ観戦をしたいとか、日曜日のアニメだけは観させてくれというのがあると思う。
ここでは、テレビを捨てない方法で考えてみよう。
テレビを観る時間を減らすために大切なことは、テレビを観るまでのステップをなるべく難しくすることだ。
例)
- テレビの主電源をコンセントから抜いておく
- テレビを観るたびに、クローゼットの一番奥に収納する
- テレビを倉庫にしまう
- B-CASカードを抜いて、南京錠付きの箱に入れる
『ちょっとテレビをつけようか』という気持ちにはならないだろう。
これが大事だ。
やめたい習慣を、できる限り難しくしよう。
新しい習慣は、簡単に取り組めるようにする。
さて、やめたい習慣へのハードルが上がったところで、新しい習慣を始める準備をしよう。
さっきまでとは、反対のことを考える。
新しい習慣は、なるべく簡単に取り組めるようにするのだ。
たとえば、筋トレを始めたいとしよう。(家でのトレーニングと仮定する)
筋トレを簡単に取り組めるようにするためにできることを考えてみる。
例)
- ヨガマットを引きっぱなしにして、ダンベルをその上に置いておく。
- トレーニングウェアを目につく場所に置いておく。
- 家に帰ってすぐ筋トレができる準備をして出かける。
ヨガマットが引いてあって、その上にダンベルが置いてあったら、あとは筋トレするだけだ。
習慣化したいことは、できるだけ簡単に取り組めるようにしておこう。
習慣化のために大切なことは、別の記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
まとめ
ここまで、習慣化のメリットとデメリットについて書いてきた。
習慣化とは、『続けること』だ。
これが、メリットにもデメリットにもなることはよくわかったと思う。
習慣化をうまく味方につけると、自分の成長を感じながら充実した毎日を送ることができる。
習慣化をコントロールして、目標に向かって突き進もう!
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